◆歴史◆
梵字とは仏教、特に空海、最澄が伝来された密教と密接な結び付きがあり、紀元前に古代インド文字、サンスクリット語として発展し、6世紀後半頃、中国を経て日本に伝わってきたと云われています。
◆特徴◆
一字一字が仏を象徴し、生まれた年(干支)によって守護してくれると云われているものが守護梵字とされています。
梵字を身に着ける事によって神仏の加護を受けられると云われ、人生を歩み始めた時に降り掛かる様々な災や苦難から逃してもらえる不思議な力で救ってくれると云われています。
非常に難解なため、文字自体が仏法の神聖なものとして崇められてきました。
梵字は、それ自体に霊力があると云われています。
キリーク 千手観世音菩薩 ネズミ年
広範囲にわたり人々を救うという万能の仏。千の手と千の眼は、慈悲の広大さと、救う手段の豊富さを表す。顔がいくつもあるのは、救う相手より一番効果的な接し方をする事を意味する。
真言:オン バザラ ダルマ キリク
タラーク 虚空蔵菩薩 ウシ年 トラ年
どんな力にも打ち勝つ力を持ち、福徳、智慧を包蔵し、知恵と慈悲を持って衆正の求めていろいろな願を叶える。十三仏の三十三回忌日導師。
真言:オン バサラアラタナ カン
マン 文殊菩薩 ウサギ年
「三人寄れば文殊の智慧」という言葉を示すように、なんと言って文殊菩薩の最大の御利益は、智慧を授けてくれるという事です。
真言:アラハシャナ
アン 普賢菩薩 タツ年 ヘビ年
普賢菩薩様はあらゆる功徳が、備わっている中でも滅罪に優れた霊験を示すと云われています。普賢菩薩には、延命の御利益がある事で知られています。
真言:オン サマヤサタバン
サク 勢至菩薩 ウマ年
サンスクリット語(古いインド語)ではマハースターマ、プラーといい、得大勢至などと訳されます。その「偉大な力」(勢力)があらゆるところに、隈なく「至る」という事で、「勢至」と呼ばれています。
真言:オン、サンゼンゼンサク、ソワカ
バン 大日如来 ヒツジ年 サル年
宇宙そのものを神格化し、森羅万象は大日如来の中に包み込まれていると考えられています。また、毘蘆舎那仏が太陽系を守備範囲にするとすれば、「大日如来」は全宇宙、つまり宇宙の果ての果てまでも守備範囲とすると考えられています。
真言:オン、バサラダト、バン
カーン 不動明王 トリ年
シヴァ神はモンストーン(暴風雨)の威力を神格化したものといれ、破壊と救済という矛盾する性格を持っています。不動明王もこの受け継いでおり、煩悩を破壊するためには猛威を振るいますが、ひとたび仏道に精進するものに対してはとことん救済の手を差し伸べると考えられています。
真言:ノウマク、サンマンダ、バザラダン、カン
バン 大日如来 ヒツジ年 サル年
宇宙そのものを神格化し、森羅万象は大日如来の中に包み込まれていると考えられています。また、毘蘆舎那仏が太陽系を守備範囲にするとすれば、「大日如来」は全宇宙、つまり宇宙の果ての果てまでも守備範囲とすると考えられています。
真言:オン、バサラダト、バン
キリーク 阿弥陀如来 イヌ年 イノシシ年
錠光如来という如来がこの世に現れて以来、五十三番目に現れた世自在王如来の世に、インドに国王がいました。国王は、この如来に深く帰依し、王位を捨て一介の修行僧となりました。そして王は法名を法蔵と名乗り、この法蔵が後に悟りを開いて、阿弥陀如来となりました。阿弥陀如来は現在も人々の臨終に際して救いにやって来ると信じられています。
真言:オン、アミリタ、テイゼイカラ、ウン